就活生のスマートフォン所有率が前年比4割以上増加 マイナビ調べ

株式会社マイナビは1月24日、2013年卒業予定のマイナビ全会員を対象とした「2013年卒 マイナビ大学生のライフスタイル調査(携帯・スマートフォン・SNS等の利用状況について)」の結果を発表した。調査期間は2011年12月26日~2012年1月15日で、回答数は6,123名(文系男子1,086名、理系男子780名、文系女子3,236名、理系女子1,021名)。
それによると、携帯電話の主な活用方法は、「メール」が前年と変わらずトップで94.4%だったが、一方で「インターネット」は前年比7.8pt増の76.4%と割合を伸ばした。その他、「写真を撮る(カメラ・ムービー撮影)」が前年比7.4pt増の41.0%、「スケジュール管理」が前年比8.4pt増の20.4%となった。
スマートフォンを所有している就活生は急激に増加し、前年比42.9pt増の59.3%となった。だが、地区別で見ると、関東(63.3%)、関西(67.0%)、東海(63.6%)、九州(51.4%)では半数を超えるものの、その他の地域では40%台にとどまっており、都市部での普及率が高いことが判明した。なお、スマートフォン所有者の9割以上が「就職活動に役立つ」と回答。役立つ理由としては、「企業セミナーの予約、確認」が86.0%、「企業からのメッセージ(メール)の確認」が74.6%、「地図の閲覧」が69.1%となった。所有していない学生では「購入予定である+予定はないが、欲しいと思っている」が72.3%となった。
よく利用するソーシャルメディア・SNSサービスは「mixi」が52.8%ともっとも多いが、前年比では8.7pt減少した。「Facebook」は前年比27.3pt増の36.3%、「Twitter」は20.8pt増の46.6%といずれも20pt以上上昇。なお、「Facebook」などの実名をともなったソーシャルメディア・SNSサービスの就職活動への活用状況を尋ねたところ、「積極的に利用している(したい)」(7.8%)と「一定の範囲で活用している(したい)」(21.7%)の合計は約3割と少なく、「利用する予定はない(利用したくない)」が46.6%でもっとも多い結果となった。