フジ・メディア・ホールディングス、業績下方修正。営業利益30%減も、旧ライブドアからの賠償金で利益確保。

 株式会社フジ・メディア・ホールディングスは昨年11月に公表した平成21年3月期通期業績予想の修正を発表した。

売上高は前回予想より126億円マイナスの5,585億円、営業利益は前回予想より73億円マイナスの171億円、経常利益は前回予想より83億円マイナスの204億円、当期純利益は99億円増の231億円となった。
放送事業での広告出稿手控えに加えて、映像音楽事業、制作事業、生活情報事業など多くの事業で状況が厳しくなるなか、旧ライブドアに対する損害賠償請求訴訟の和解で、311億円の損害賠償金が支払われることが決定。
今回、特別利益に計上されたため売上高、営業利益、経常利益は前回予想を下回るが、当期純利益については大幅な改善となった。

第3四半期の連結累計期間の放送事業の売上高は、ネットタイムは1.2%減、ローカルタイムは6%減、スポットは10.8%減、ラジオも含めたそれ以外の放送事業も軒並み減収となった。