インタースペース、平成23年9月期決算 純利益569.4%増の4億3,500万円 中核のアフィリエイトサービスが好調

株式会社インタースペースは、平成23年9月期決算を発表した。

<平成23年9月期の連結業績>
(平成22年10月1日~平成23年9月30日)
売上高:94億6,200万円(前年同期比21.2%増)
営業利益:3億6,200万円(同 72.7%増)
経常利益:3億7,200万円(同 72.1%増)
当期純利益:4億3,500万円(同 569.4%増)

中核であるPC向けアフィリエイトサービス「アクセストレード」において、金融分野が順調に推移したのに加え、ファッション関連を中心としたeコマース分野が前年度に比べ大きく伸長した。また、平成22年12月には福岡オフィスを開設し、地方エリアの営業強化を積極的に行い、販売拡充を行った。
モバイル向けアフィリエイトサービス「アクセストレードモバイル」においては、フィーチャー・フォンからスマートフォンへ移行される市場環境にいち早く対応するため、「アクセストレードスマートフォン」、リワード広告「iリワード」のAndroid端末向けにサービス提供を開始し、得意とするエンターテイメントの分野を中心にシステム連携などの販売強化を行った。
メディア運営事業では、ソーシャルメディア事業への本格的参入をするため、平成23年2月に株式会社more gamesの株式を取得して子会社化し、more gamesが展開している恋愛シミュレーションのソーシャルアプリや占いアプリなどのタイトルを積極的にリリースした。また、平成23年3月にリリースした本格占いアプリ「予言者バラート・クラーラ 真実の啓示」は、「GREE Platform 2011年上半期優秀アプリ表彰」において、優秀賞を受賞した。
なお、ソーシャルメディアへの事業拡大と経営資源集中のため、連結子会社でフリーペーパー事業を展開している株式会社オニオン新聞社と、同じく連結子会社でオークションメディアを運営している株式会社ガールズオークションは、当連結会計年度において株式譲渡を行い、連結から除外した。
また、当社の成長戦略において海外市場への展開は必要であると考え、中華人民共和国北京市に駐在事務所を開設し、現地の調査を開始した。これらの新たな事業戦略に基づき、積極的な事業活動を行った。
上記の活動により、当期連結会計年度の当社グループの業績は、アフィリエイト運営事業を中心に堅調に推移した。

事業別では、アフィリエイト運営事業の売上高は88億2,887万2,000円(前年同期比20.8%増)、営業利益は5億5,560万6,000円(前年同期比28.7%増加)。メディア運営事業の売上高は6億3,352万3,000円(前年同期比26.7%増)で、1億9,322万3,000円の営業損失
(前連結会計年度は営業損失2億2,194万2,000円)となった。