IMJ、第2Q決算、事業再編や不採算案件で売上が減少するも、純利益は確保

株式会社アイ・エム・ジェイは、平成24年3月期第2四半期決算を発表した。

<平成24年3月期第2四半期の連結業績>
(平成23年4月1日~平成23年9月30日)
売上高:67億500万円(前年同期比16%減)
営業利益:▲2億5,100万円(前年同期は2,000万円の損失)
経常利益;▲2億4.1000万円(前年同期は1,300万円の損失)
四半期純利益;7,800万円(前年同期比406.5%増)

インターネットを活用したデジタルマーケティングに積極的な企業をターゲットに、Webサイト・モバイルサイト・スマートフォンサイトの構築・運用を軸に、集客(インターネット広告・SEOなど)や分析(Webサイト分析・効果検証など)など、顧客のデジタルマーケティングを支援するさまざまなソリューションを提供し、顧客関係を深化させ、事業の拡大に努めた。

従来は、3事業セグメント(デジタルマーケティング事業、ネットサービス事業、エンタテインメント事業)での経営を行っていたが、市場環境や顧客動向を見据え、「コア事業への経営資源の集中」として、デジタルマーケティング事業へ注力するため、前連結会計年度末にモバイルアフィリエイト広告事業を譲渡し、第1四半期連結会計期間にエンタテインメント事業を運営する子会社株式の売却による非連結化を行った。

このような事業再編に伴い、第1四半期連結会計期間より、従来のデジタルマーケティング事業とネットサービス事業を、経営効率を図るためデジタルマーケティング事業として集約している。あわせて、組織構造についても見直しを行い、単一事業セグメントでの経営を行った。

前年同期より売上高が減少した要因は、エンタテインメント事業の非連結化およびモバイルアフィリエイト広告事業の譲渡などの事業再編によるもの。また、営業利益が減少した要因は、受注案件において一部不採算が発生したことによるもの。第2四半期連結累計期間における特別損益としては、子会社の保有する投資有価証券の売却による投資有価証券売却益5億4,800万円などにより、特別利益が5億5,600万円となった。一方、投資有価証券評価損2,900万円および出資金評価損7,600万円などにより、特別損失は1億1,100万円となっている。