グリー、第1四半期決算を発表 過去最高の売上高に スマートフォン向けサービス拡大とグローバル化で、広告メディア収入が堅調推移

グリー株式会社は、平成24年6月期第1四半期決算を発表した。

<平成24年6月期第1四半期の連結業績>
(平成23年7月1日~平成23年9月30日)
売上高:304億3,200万円(前年同期比 44%増)※
営業利益;166億4,600万円(前年同期比 70%増)※
経常利益165億2,800万円(前年同期比 70%増)※
四半期純利益:94億4,900万円(前年同期比 66%増)※

※ 平成23年6月期第3四半期より連結財務諸表を作成しているため、上記前年同期比率は参考値を基にしたものとなる。

主力のインターネットメディア事業の拡大に向け、その中核を成すモバイル・PC向けSNS「GREE」において、ユーザー数の拡大、収益基盤の確立・強化に取り組んだ。ユーザー数の拡大に向けては、引き続き大手通信事業者との連携やTV-CM放映などによるプロモーションに取り組んでいる。

収益基盤の確立・強化に向けては、引き続き自社ソーシャルゲームの拡充など収益基盤の安定性向上を図った。平成22年6月から開始した「GREE Platform」では、平成23年9月末時点で約500社のデベロッパーから約1,250タイトル以上の多様なコンテンツが提供され、ユーザーのアクティビティの活性化ならびに一部有償アイテムなどを通じた収益化に貢献している。

スマートフォンへの対応も進め、「GREE」のiPhone版とAndroid版をリリースするとともに、自社ソーシャルゲームの提供を開始。「GREE Platform for Smartphone」では、平成23年9月末時点で、約220社のデベロッパーから約530タイトル以上のコンテンツが提供された。国際展開を急速に進め、平成23年1月の北米子会社設立を皮切りに、アジア、欧州、南米への拠点設立を進めている。

サイト内の安全性およびサービスの健全性の維持に関する取り組みとしては、平成20年8月に一般社団法人モバイルコンテンツ審査・運用監視機構(以下、EMA)からサイト運用管理体制に関する第三者認証を取得して以来、EMA基準以上の管理体制を維持し、継続的・定期的に実施されるEMAの審査を通過している。