博報堂、バックスグループを子会社化 株式の公開買付けを実施
株式会社博報堂は10月11日、同日開催の取締役会において、株式会社バックスグループの発行済普通株式、および本新株予約権のすべてを対象として、公開買付けを実施することを決議した。同社を完全子会社とするのが狙い。
なお博報堂は、バックスグループの筆頭株主であり取締役会長でもある西岡雄彦氏(所有株式数25,092株、所有割合19.92%)、および西岡雄彦氏の資産管理会社であり同氏が代表取締役である株式会社ビバリーヒルズ(所有株式数10,048株、所有割合7.98%)との間で、所有する対象者の普通株式のすべてについて公開買付けに応募し、西岡雄彦氏の妻である西岡由佳氏(所有株式数4,800株、所有割合3.81%)の所有する対象者の普通株式のすべてについて公開買付けに応募させる旨の公開買付応募契約を同日に締結したとのこと。
またバックスグループ側も、同日開催の対象者取締役会において、西岡雄彦氏を除いた、全取締役3名の全員一致で、本公開買付けに賛同し、株主に対して本公開買付けへ応募することを勧める旨の決議をしたとしている。
両社は、2006年頃より、両社の顧客基盤や提供サービスを活かしながら協働で得意先企業に対する提案を行っていた。2010年4月からは経営環境を踏まえ、博報堂によるバックスグループへの資本参加を含む、両社の関係強化について検討を開始。今回、子会社化で合意に至った。