博報堂、ネット広告大手のDACを連結子会社化。電通のCCI子会社化に続き総合広告代理店がインターネット広告を強化。

株式会社博報堂DYホールディングスは2月2日、株式会社博報堂がメディアレップであるデジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社を連結子会社化すると発表した。
DACの実施する12億8772万円の第三者割当増資を博報堂が引き受ける。
これにより博報堂は増資後のDAC議決権の8.6%を取得。
博報堂DYの保有議決権合計は53.7%となり、DACを連結子会社化する。

同時に博報堂が保有するWeb制作会社の博報堂アイ・スタジオ株式の60%をDACに譲渡。
博報堂アイ・スタジオはDACの連結子会社となる。

博報堂DYHDによれば、「インターネット広告はここ数年着実に成長し、基幹広告メディアとしての地位を確立し、博報堂DYグループが進める「統合マーケティング・ソリューションの提供」において、より重要な位置づけになってきています。」としており、DACとの連携を強化することでインターネット広告も含めた統合的な提供体制を構築する。

1月末には電通がCCIの完全子会社化を発表したばかり。
総合広告代理店のネット広告強化の動きが活発化している。