Facebook利用者が1,000万人を超える 「NetView」2011年8月調査

ネットレイティングス株式会社は、ニールセン・ネットレイティングス(Nielsen/NetRatings)が提供するインターネット利用動向調査「NetView」の2011年8月データをまとめた。
ソーシャルネットワーキングサービスのFacebookのPCによる利用者数は、1,000万人を超え、1,083万人に達している。リーチ%(インターネット利用人口を母数とした利用者の割合)は17.1%で、前年同月の利用者数の193万人と比較すると5.6倍の増加となっている。

Facebookの利用者数が200万人から1,000万人に達するまでの経過月数は12カ月で、過去に急速な利用者数の増加がみられたTwitterとほぼ同程度の増加速度となった。

同社のシニアアナリストの西村友博氏は、「先日、全世界での会員数が8億人を超えた事が話題となったFacebookですが、日本においてもその利用の規模は急速に拡大しており、特に2011年に入ってから、国内Facebook利用者数の増加の速度には目を見張るものがあります。一般的にソーシャルメディアは、利用者が増加するほど利用者一人あたりの便益が増すという「ネットワーク外部性」が高いサービスと言われています。
月間の利用者数が1,000万人を超え、「知る人ぞ知るサービス」から一般的なサービスとなった今、Facebookは新たな成長期に入ったと言えるのではないでしょうか。
ソーシャルメディアの隆盛の背景には、スマートフォンの利用率の増加も影響していると考えられます。弊社が今年9月末に発売する「スマートフォン メディア利用実態調査レポート」によると、Facebook利用者全体のうち、スマートフォンのみからの利用者の割合は約20%にのぼりました。現時点におけるFacebookのPCからの利用率は17%ですが、米国での利用率が70%を超えていることを考えると、文化的な違いを考慮してもまだ成長の余地がありそうです。」と述べている。