クックパッドの1Q決算、有料会員増加が売上貢献するも、マーケティング支援で16.4%減 食品・飲料業界からの販促自粛響く

クックパッド株式会社は、平成24年4月期第1四半期決算を発表した。

<平成24年4月期第1四半期の業績>
(平成23年5月1日~平成23年7月31日)
売上高:8億4,400万円(前年同期比 15.3%増)
営業利益:3億8,600万円(同 1.9%減)
経常利益:3億6,000万円(同 7.5%減)
四半期純利益:2億100万円(同 4.1%減)

会員事業部門では、iPhoneアプリが5月に250万ダウンロードを突破し、その後も安定してダウンロード数が増加している。また、Androidアプリのダウンロード数も100万ダウンロードを超え、iPhoneアプリを上回るペースで利用者が増加している。有料会員数が安定的に増加し、順調に成長を続けている同部門の売上高は、前年同期比51.1%増の5億4,200万円で、全体の売上高の前年同期比増に大きく貢献している。

一方で、マーケティング支援事業および広告事業においては、主要顧客である食品・飲料業界が震災の影響から広告や店頭での販売促進を自粛する傾向が強まり、既存顧客に対する新規案件の提案を十分に行えなかったことから、顧客単価が減少した。一方で、7月以降の受注環境が回復基調となったことなどにより、震災影響を見込んで策定していた当初計画を上回る結果となっている。その結果、マーケティング支援事業の売上高は前年同期比16.4%減の2億2,200万円、広告事業の売上高は前年同期比25.6%減の7,900万円となった。