マクロミル、2011年6月期決算 増収増益を達成し過去最高の売上高・経常利益を記録

株式会社マクロミルは2011年6月期(2010年7月1日~2011年6月30日)の連結業績について決算短信を発表した。

【連結経営成績(累計)】
売上高   :122億1000万円(前年比 66.1%増)
営業利益  :26億0400万円( 同 22.3%増)
経常利益  :25億2200万円( 同 18.1%増)
当期純利益 :11億7100万円( 同 7.5%減)

同社は国内ネットリサーチ事業において、2010年8月1日にヤフーバリューインサイト株式会社(YVI)のマーケティングリサーチ事業を吸収分割により承継、同年12月末をもって、経営統合作業を完了させている。海外では中国において「明路市場調査(上海)有限公司(MACROMILL China, INC.)」を設立し、韓国に続くアジア展開の準備を進めた。また、連結子会社である株式会社エムワープにおいてはスマートフォン向けアプリケーションの提供を開始するなど、リサーチにとどまらず新たな事業ドメインの拡大も推進した。
東日本大震災の直後については、受注案件の中止・延期などがあったが、YVIとの経営統合が順調に推移したこと、上半期における調査需要が好調だったことに加え、震災後における需要も一般事業会社を中心に回復が続いた。
これにより最終的に、修正業績予想(2011年5月12日発表)に対し、売上高は若干の未達ながら、生産性向上やコスト削減等により修正予想の経常利益額を達成した。