サニーサイドアップ、PRコンサルティングやSP・MD事業が順調で前期比28.4%増の黒字転換 平成23年6月期決算

株式会社サニーサイドアップは、平成23年6月期決算を発表した。

<平成23年6月期の連結業績>
(平成22年7月1日~平成23年6月30日)
売上高:77億4,400万円(前期比 28.4%増)
営業利益:1億8,100万円(前期は2億1,000万円の損益)
経常利益:2億400万円(前期は1億9,100万円の損益)
当期純利益:6,900万円(前期は4億1,800万円の損失)

クライアントニーズに対応すべく、費用対効果の高いワンストップソリューションの提供やPRコンサルティング領域のサービスの提供に注力。また、受託型ビジネスだけに留まらず、震災後すぐに海外でのチャリティーマッチ「TAKE ACTION」を企画・実施したり、「bills」お台場店舗をオープンするあなど、震災後の市場・消費を活性化すべくPRノウハウを活かした自社創造型領域での活動にも注力してきた。また、平成23年1月に持分取得を行ったWIST INTERNATIONAL LIMITEDでは、新規玩具メーカーのOEMを受託するなど、業績は順調に推移した。

セグメント別の業績は次のとおり。

<コミュニケーション事業>
PR、SP、イベント制作、ネットプロモーションの統合提案を実施し、震災後にスポット契約案件の延期・中止が発生した一方、震災後の広報対応などコンサルティング領域におけるニーズの増加に応える形でPRコンサルティング領域のサービス提供を実施した。その結果、売上高は16億8,800万円となった。

<SP・MD事業>
広告代理店経由の飲料キャンペーンなどの受注が順調に推移した。また、WIST INTERNATIONAL LIMITEDおよびWIST PLASTIC TOYS CO,LTDのグループ化により、大手玩具メーカーからのOEM受託などが増加した。その結果、売上高は40億8,700万円となった。

<スポーツ事業>
契約アスリートの肖像権契約が順調に推移し、中田英寿が続けてきた日本の旅を多角的にコンテンツ展開する番組の制作および番組放映枠の販売を実施した。その結果、売上高は9億8,100万円となった。

<開発事業>
所属スペシャリスト早野実希子のオリジナルプロダクト「SIGNATURE CANDLES」の企画販売、世界初のティアラデザイナー紙谷太朗によるウエディング向けティアラ「TARO KAMITANI」のレンタルビジネス展開などの企画開発を行い、売上高は2億400万円となった。

<bills事業>
所属スペシャリスト、ビル・グレンジャーによる七里ヶ浜、横浜赤レンガ倉庫、お台場でのレストラン「bills」の運営を行い、継続的に店舗PR、ブランディングを推進。震災発生後においてはすぐに客足が回復し、当初計画以上の売上で推移した。その結果、当連結会計年度の売上高は7億2,800万円となった。

<その他の事業>
主に社屋1階の直営レストラン「SUNNY TABLE」の運営などを行い、当連結会計年度の売上高は5,300万円となった。