東北新社、純利益が前年より8%上回る 震災の影響でCM制作案件の繰越が発生 平成24年3月期第1四半期決算

株式会社東北新社は、平成24年3月期第1四半期決算を発表した。

<平成24年3月期第1四半期の連結業績>
(平成23年4月1日~平成23年6月30日)
売上高:138億1,900万円(前年同期比 1.9%増)
営業利益:17億6,500万円(同 6.9%増)
経常利益:19億1,200万円(同 8.7%増)
四半期純利益:10億5,700万円(同 8.8%増)

セグメント別の業績は以下のとおり。

<制作関連事業>
売上高は前年同期に比べ2.4%増の79億3,800万円となり、営業利益は前年同期に比べ2.7%減の15億3,200万円となった。CM制作部門は、広告市場縮小の影響を受けたものの、震災のため前期から繰り越された案件が当期に計上されたため、売上高は前年を上回った。利益面では、販管費を中心に費用削減に努めたものの、震災後の広告市場の厳しいコスト環境のため、減益となった。プロモーション部門は震災の影響によるイベント、キャンペーンなどの自粛や規模縮小により減収減益となった。ポストプロダクション部門はCG関連映像の受注が堅調に推移し、増収増益となった。

<放送関連事業>
売上高は前年同期に比べ11.8%増の29億9,200万円となり、営業利益は前年同期に比べ26.1%増の8億1,100万円となった。第1四半期は株式会社ザ・シネマの連結子会社化による業績の取り込みにより、増収となった。利益については、業務受託が堅調に推移したことに加え、関連チャンネルの費用が後ろ倒しになったため、増益となった。

<映像関連事業>
映像関連事業の売上高は前年同期に比べ10.9%増の23億5,300万円となり、営業損失は1億4,100万円(前年同期は1億6,600万円の損失)となった。テレビ配給事業の売上高は概ね前期並みに推移したが、映像使用権償却費が減少し、営業損失は縮小した。ライツ事業はライセンス関連の販売が伸びて増収となったが、映画などの劇場公開に伴う費用の発生により減益となった。日本語版制作ほかは劇場用映画、テレビ用ドラマの吹替業務などが堅調に推移し、増収増益となった。

<物販事業>
物販事業の売上高は、前年同期に比べ16.6%減の14億7,100万円となり、営業利益は前年同期に比べ48.5%減の3,500万円となった。スーパー部門において震災後の消費低迷による影響があったことや、テープ販売部門において震災により一部商品の仕入が滞り、販売に支障が生じたため、減収減益となった。