凸版印刷、広告宣伝費の減少や出版市場の縮小で第1四半期の純利益は73.5%減も、電子チラシサイト「Shufoo」などネット・各コンテンツ系は好調、事業規模拡大へ

凸版印刷株式会社は、平成24年3月期第1四半期決算を発表した。

<平成24年3月期第1四半期の連結業績>
(平成23年4月1日~平成23年6月30日)
売上高:3,561億5,300万円(前年同期比 5.5%減)
営業利益:58億1,300万円(同 5.9%減)
経常利益:73億5,200万円(同 2.1%減)
四半期純利益:5億1,200万円(同 73.5%減)

情報・ネットワーク系事業の売上高は前年同期比5.7%減の2,021億円で、営業利益は7.6%減の62億円となった。
中でも、商業印刷関連では、震災によるプロモーション活動小自粛などの影響によって企業の広告宣伝費が減少し、これに伴ってパンフレットやカタログなどが減少した。一方、電子チラシサイト「Shufoo」は登録法人数、登録店舗数ともに増加し、事業規模が拡大した。
出版印刷関連では、出版市場が依然として縮小傾向で推移するなか、雑誌、書籍ともに前年より減少した。一方、拡大傾向にあるデジタルコンテンツ市場においては、各種端末向けコンテンツの制作、取次、配信サービスなどを展開し、順調に拡大した。