中部日本放送、第1四半期決算発表 放送事業の営業利益が前年同期比63.8%減。震災の影響による出稿の落ち込みが響く

中部日本放送株式会社は、平成24年3月期第1四半期決算を発表した。

<平成24年3月期第1四半期の連結業績>
(平成23年4月1日~平成23年6月30日)
売上高:80億1,500万円(前年同期比 6.7%減)
営業利益:3億9,300万円(同 38.6%減)
経常利益:5億円(同 32.0%減)
四半期純利益:2億1,000万円(同 31.6%減)

同社の放送事業は、収入の大きな柱であるテレビスポット収入において、震災の影響により「輸送機器」「食品・飲料」などの業種の出稿が落ち込んだことや、子会社の広告代理業の売上が前年同期を下回ったことから、売上高は72億76百万円(前年同期比6.7%減)となった。利益面では、主に減価償却費や退職給付費用が減少したことにより営業費用は減少しましたが、売上高の減少幅が大きく、営業利益は1億23百万円(前年同期比63.8%減)となった。

なお、第2四半期に関しては、東日本大震災の影響により大幅な減益を見込んでいたが、スポット収入が当初見込みより増収となることが見込まれるため、第2四半期累計期間の業績予想を連結、個別ともに修正している。

<平成24年3月期第2四半期(累計)連結業績予想数値の修正>
(平成23年4月1日~平成23年9月30日)
売上高:157億1,000万円(前回予想より1億2,000万円増、0.8%増)
営業利益:3億9,000万円(同 4億3,000万円増)
経常利益:5億1,000万円(同 4億5,000万円増、750.0%増)
四半期純利益:2億3,000万円(同 2億6,000万円増)