電通とJ:COM、VODサービスの新たな広告モデル『CM割』開始 番組視聴前に見たいCMを1つ選ぶと視聴料金割引に

株式会社電通と株式会社ジュピターテレコム(以下、J:COM)は、J:COMが提供するテレビサービス「J:COM TVデジタル」で利用できるVOD(ビデオオンデマンド)サービス「J:COMオンデマンド」のプラットフォーム上で、新たな広告モデル『CM割』を開発し、2011年9月1日より3ヵ月間のトライアルサービスを開始する。
『CM割』は、「番組視聴前に、あらかじめ用意されたCMの中から見たいCMを1つ選んで視聴することにより番組視聴料金が105円(税込)引きになる」というサービス。まずは第一弾として、TBSが過去に放送した人気ドラマなど16タイトルで『CM割』を開始する。

『CM割』の広告主へのセールスは電通が行う。この『CM割』で提供されるCMは、視聴者がじっくり選択して視聴できるCMであるため、従来の15秒・30秒という限られた秒数ではなく、60秒~180秒という長尺タイプのCM素材を各種用意する。視聴者は「CM映像のセレクトショップ」といえるような場での視聴により、ブランド・商品理解を深めることができる。

広告主が支払う広告費用は、視聴実績に応じての請求になる。これにより、広告主は、「積極的に興味を持って選んでCMを視聴してくれた」回数に応じて広告費を支払うことが可能になる。さらに、この『CM割』では、視聴者が利用時に性別・年代とCMを見ての簡単なアンケートを入力するようになっており、広告主は「どんな人がどれくらい視聴したのか」「CMはよかったのか」がわかるようになっている。