ヤフー、リスティング広告とYahoo!ショッピングが伸び堅調成長 2012年3月期 第1Q決算

ヤフー株式会社は7月22日、2012年3月期第1四半期決算(2011年4月1日~2011年6月30日)の決算短信を発表した。

【連結経営成績(累計)】
売上高   :718億7900万円(前年同期比 1.9%増)
営業利益  :388億3300万円(前年同期 3.3%増)
経常利益  :392億9500万円(前年同期 4.6%増)
四半期純利益:233億1100万円(前年同期 7.6%増)

当四半期においては、東日本大震災の影響により自動車関連や飲料・嗜好品、交通関連などの大手広告主の一部で広告出稿が減少し、ディスプレイ広告の売上は前年同四半期比でほぼ横ばいとなった。一方で、リスティング広告の売上が増加したほか、ゲーム関連サービスの売上やデータセンター関連売上が拡大。さらに「Yahoo!ショッピング」が、スマートフォンを中心にモバイル経由の取扱高が大きく伸びたことなどにより売上が増加した。販売促進費も増加したが、データセンターの自己保有による運用体制の効率化により通信費が減少し、営業利益、経常利益、そして四半期純利益も増加した。

またこれを受けてヤフーでは、2012年3月期第2四半期(累計)連結業績予想数値を発表した。同社では四半期ごとに行っている業績発表に併せて、翌四半期の業績見通しのみを業績予想の範囲をもって公表している。

【第2四半期(累計)連結業績予想数値】
売上高   :1432億7900万円~1467億7900万円
営業利益  :768億3300万円~790億3300万円
経常利益  :776億9500万円~798億9500万円
四半期純利益:460億1100万円~473億1100万円