東映アニメーション、第3四半期の純利益88.6%減。本業好調で営業利益46.2%増、経常利益38.1%増も、投資有価証券下落で25億円の特別損失。

東映アニメーション株式会社は、平成21年3月期第3四半期の連結業績を発表した。
第3四半期の売上高は168億9千2百万円で前年同期比11.0%増、営業利益は28億2千3百万円で前年同期比46.2%増、経常利益は30億2千9百万円で前年同期比38.1%増となった。
しかしながら、投資有価証券評価損25億3千9百万円を特別損失として計上し、四半期純利益は1億7千4百万円で前年同期比88.6%減と大幅減となった。

少子化やテレビ視聴率・広告収入の低下に加え、娯楽の多様化に伴って東映アニメーションをとりまく環境は厳しさを増している。
同社グループは国内で「ワンピース」、「Yes!プリキュア5GoGo!」、「ゲゲゲの鬼太郎」、「ドラゴンボールシリーズ」、海外で「ドラゴンボールシリーズ」、「ワンピース」、「デジモンセイバーズ」を主とした、テレビ・映画・DVD・インターネット・携帯電話等への映像制作・販売事業やキャラクターライセンス等の版権事業、商品販売・キャラクターショー等の関連事業を展開し、増収となっている。