夏のボーナスの使い道、クールビズ、夏期休暇期間など 電通総研 『消費気分調査』レポートVol. 10公開

電通総研は6月21日、『消費気分調査』レポートVol. 10を発表した。
株式会社電通では、節約・贅沢等の支出意識を定点観測する『消費気分調査レポート』を四半期ごとに発表しており、第10回ではそれに加え、「震災を挟んでの消費マインドの推移」「この夏のボーナスの支給予定金額と使い道」「夏期休暇の日数と過ごし方」「クールビズ許容度」について調査している。調査期間は6月4日~5日で、全国の20~69歳男女個人(学生除く)1200名から回答を得た。
それによると、消費気分指数はやや回復して85.9ポイント。リーマンショック以降は上昇基調だったのが震災でいったん落ち込んだが、震災一か月後の4月時点と比べて2.3ポイント上昇と回復の兆しが見られる結果となった。自粛層の消費冷え込みも震災一か月後と比べて和らぎ、消費マインドは東北を除いて全国的に平準化していることが明らかとなった。
2011年夏のボーナスの支給予定金額は60.7万円(世帯平均)。これについては32.9%が満足、40.9%が不満足と回答している。ボーナスのうち消費に回る金額は16.3万円と予測。そのうち、買い物・レジャーに回る金額は7.8万円となっている。ボーナスで購入検討している商品の第1位は「国内旅行」だったが、第2位は「LED電球」となるなど、節電貢献商品も目立った。
一方クールビズについて、男性の「半袖ワイシャツ・ボタンダウンシャツ」「ポロシャツ」「チノパン」「布地のスニーカー」は70%以上が支持。リゾートファッション支持は30%以下となった。
夏期休暇は平均5.7日間で、「何もしない」(25.8%)がもっとも多く、ついで「実家へ帰省」(24.9%)となった。