中広の平成23年3月期決算、フリーマガジン創刊などにより、営業利益・経常利益ともに前期比190%以上の増益

株式会社中広は、平成23年3月期決算を発表した。

<平成23年3月期の業績>
(平成22年4月1日~平成23年3月31日)
売上高:39億4,100万円(前期比 6.0%増)
営業利益:1億3,000万円(同 194.8%増)
経常利益:1億1,400万円(同 191.8%増)
当期純利益:8,400万円(--)

従来の広告代理業から、自ら広告媒体を発行するメディア企業へと、業態転換をさらに推進するために、メディア事業におきまして、フリーマガジン『地域みっちゃく生活情報誌』を当第2四半期に1誌、当第3四半期に3誌、当第4四半期に3誌、合計7誌を創刊した。その結果、わずかながら売上増となり、売上総利益は、粗利率の高いメディア事業の構成比が、前事業年度の47.5%から当事業年度は53.1%と5.6%高まったことから、1,532,438千円(前年同期比14.6%増)となった。
販売費および一般管理費については、回収不能の恐れのある債権に対し、貸倒引当金を22,474千円計上した。また、特別損失として会員権評価損を8,799千円計上した。

セグメント別の業績は以下の通り

<メディア事業>
売上高:2,093,949,000円(前期比 18.5%増)

前述の7誌の創刊のほか、地域みっちゃく生活情報総合ポータルサイト『フリモ』
(furimo.jp)において、『地域みっちゃく生活情報誌』に掲載する広告情報とのクロスメディア化を図り、『フリモ』の掲載情報の充実と、会員獲得に努めた。さらに、生活情報総合ポータルサイト『フリモ』のフランチャイズ契約を3社と締結した。

<広告SP事業>
売上高:1,847,858,000円(前期比 5.3%減)

メディア事業とのコラボレーションに力を入れて取り組み、『地域みっちゃく生活情報誌』を複数組み合わせてセット販売することで、エリア広告戦略の媒体として広告主に提案したり、フリーマガジン『地域みっちゃく生活情報誌』を切り口に獲得した広告主に対し、セールスプロモーションを企画提案することなどにより、さらなる受注の獲得に努めた。しかし、政府によるエコカー・エコーポイント、エコカー減税制度の終了および縮小に伴い、カーディーラーや住宅・不動産関連企業からの受注が下半期は減少傾向となった。