東北新社、特別損失33億7600万円を計上 東日本大震災で放送不能なコンテンツが発生

東北新社は5月13日、2011年3月期(2010年4月1日~2011年3月31日)について、特別損失を計上するとともに、2011年3月期の通期業績予想(2010年11月11日公表)を修正した。

【2011年3月期通期連結業績予想数値の修正】
売上高   : 605億7200万円 (前回発表 598億3800万円)
営業利益  : 46億9800万円 ( 同 43億3600万円)
経常利益  : 50億9000万円 ( 同 47億4300万円)
四半期純利益: 4億5100万円 ( 同 22億7000万円)

売上高、営業利益、経常利益については、業績が堅調に推移しており、ほぼ前回予想通りとなるが、東日本大震災の影響により、保有する映像使用権に関して損失見積額33億7600万円を特別損失として計上した。その理由については、当該映像使用権の内容が、震災、津波、原発等に関連するまたは連想させることから、テレビ等での放映が困難となるためとしている。
これにより当期純利益は、繰延税金資産の計上があったものの、前回予想を大幅に下回る見込みとのこと。