共同印刷、平成23年3月期の業績予想を上方修正するも、震災の影響による特別損失を計上

共同印刷株式会社は4月28日、平成23年2月28日に公表した平成23年3月期(平成22年4月1日~平成23年3月31日)の業績予想の修正を発表した。

平成23年3月期通期連結業績予想数値の修正
(平成22年4月1日~平成23年3月31日)
売上高:983億円(前回予想より3億円増)
営業利益:5億5,000万円(同 7億5,000万円増)
経常利益:11億5,000万円(同 9億5,000万円増)
当期純利益:▲16億円(前回予想と変わらず)

また、東日本大震災の影響により、建物・設備の修繕費用および棚卸資産の除去損などが発生したとし、損失見込額などとして、平成23年3月期において連結決算で3億1,800万円、個別決算で2億8,800万円の特別損失を計上する予定としている。

修正の理由として、売上高は主として出版印刷において増加し、連結・個別ともに前回予想を上回る見込みで、営業利益と経常利益は外注加工費の削減や販管費の圧縮などのコストダウンに努めたため、連結・個別とも前回予想を上回る見込み、としている。さらに、当期純損失については、上記の特別損失の発生などにより、連結で16億円、個別で18億円を見込んでいる。