人材コンサルのワイキューブ、民事再生法申請 負債は約40億円
株式会社ワイキューブが3月30日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請したと、複数のメディアが報じている。負債額は約40億円。
同社は、1990年11月に設立した人材コンサルティング会社。
代表の安田氏は『採用の超プロが教える』、『千円札は拾うな。』(サンマーク出版)など執筆をするほか、同社オフィスがメディアで取り上げられるなど、知名度や積極的な広告宣伝活動もあって、コンサルティング活動や中小企業向けセミナーが好調だった2007年5月期には年収入高約46億1400万円を計上。
しかし、急激な業容拡大に伴う借入金増加と、事業の多角化に伴って収益確保に苦しみ、2008年秋頃までに金融機関と返済条件変更に合意していた。
その直後にリーマン・ショックが発生し、2009年3月期の年収入高は約30億4000万円に減少。このため、リストラを進めていたが、その後も人材ビジネス業界が低迷、2010年3月期の年収入高は約14億8000万円にとどまるなど苦しい経営が続いていた。
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