電通、売上・利益ともに増ながら純利益は減少 2011年3月期 第3Q決算短信 

株式会社電通は2月10日、2011年3月期 第3四半期(2010年4月1日~2010年12月31日)の連結業績について決算短信を発表した。

【連結経営成績(累計)】
売上高   : 1兆3486億4400万円 (前年同期比 11.1%増)
営業利益  : 353億0800万円 (前年同期比 86.2%増)
経常利益  : 336億2900万円 (前年同期比 49.1%増)
四半期純利益: 87億1000万円 (前年同期比 55.3%減)

日本経済の回復基調をうけ、売上で11%増、営業利益で86%増、経常利益で49%増としたが、特別損失として、のれん償却額および投資有価証券評価損等を計上したことにより、四半期純利益は87億1000万円で、前年同期比55.3%減となった。なお事業セグメントでは、広告業で、売上高1兆3,036億8700万円、セグメント利益で320億8300万円となっている。単体売上高に占める割合の大きい上位10業種では、「情報・通信」(前年同期比21.6%増)、「飲料・嗜好品」(同6.9%増)、「化粧品・トイレタリー」(同17.6% 増)、「金融・保険」(同14.5% 増)、「家電・AV機器」(同15.5% 増)、「食品」(同2.5%減)、「流通・小売業」(同11.5%増)、「薬品・医療用品」(同0.4%増)、「外食・各種サービス」(同4.1%増)、「自動車・関連品」(同9.8%減)だった。