ミクシィ、売上高前年同期比28.8%増 mixiモバイルとmixiアプリに関連する広告収益が好調

株式会社ミクシィは、平成23年3月期第3四半期決算を発表した。

平成23年3月期第3四半期の連結業績
(平成22年4月1日~平成22年12月31日)

売上高:124億4,500万円(前年同期比 28.8%増)
営業利益:27億7,100万円(同 8.2%増)
経常利益:25億8,300万円(同 2.9%増)
四半期純利益:12億3,600万円(同 1.9%減)

インターネット広告費の成長や、モバイルでのソーシャルメディア利用の拡大などを背景にインターネットメディア事業が順調に推移し、売上高、営業利益、経常利益が前年を上回る結果となった。

セグメントごとの業績は次のとおり。

<インターネットメディア事業>
売上高:119億円
(内、広告売上高:99億9,400万円、課金売上高:37億3,200万円)
セグメント利益:37億3,200万円

「mixi」の12月の月間ログインユーザー数は約1,454万人(前連結会計年度末約1,386万人)。「mixiボイス(つぶやき)」の利用が拡大し、日記と並ぶ主要コミュニケーション機能として成長。「mixiチェック」などの新たなコミュニケーション機能の提供を開始し、外部サービスとの連携も進めた。利用者が急増しているスマートフォンにおいては、「mixi」の主要機能の最適化を進めることで利便性を高めている。
収益面では、8月の「mixi」サービスの障害による影響があったものの「mixiモバイル」の広告販売が順調に推移したほか、「mixiアプリ」に関連する広告・課金における収益化が進んでいる。

<インターネット求人広告事業>
売上高:5億4,400万円
セグメント利益:4億5,100万円

IT系求人サイト「Find Job!」では、IT系の求人情報に特化することによって他社との差別化を図り、自社媒体である「mixi」を活用することによる高い広告宣伝効果と広告宣伝費の抑制により、利益率を確保しながら収益の拡大を目指した。
なお、平成23年4月1日を効力発生日として、インターネット求人広告事業「Find Job !」を分割し、新設する株式会社ミクシィ・リクルートメントに承継させることを決議している。