SNSユニークユーザー、1年間で約13%増加 特化型SNSの成長が顕著 アウン調べ
アウンコンサルティング株式会社は2月3日、「ソーシャルネットワーキングサイト」(SNS)に関する調査の結果を公表した。
2010年11月度について、日本のソーシャルネットワーキングサイト業界におけるユーザー数の推移ならびに成長率の高いSNSサイトの状況を、コムスコア社が提供するインターネット視聴率データ、メディアメトリックスを利用し統計予測を行った。
それによると、SNS業界は引き続き成長傾向にあり、ユニークユーザー数(複数のSNSサイトに重複して訪問したユーザー数は1ユーザーとしてカウント)は 2009年12月時点で約2,960万人、2010年12月には約3,340万人へと1年で約380万人増加していたことが判明した。増加率では約13%となっている。なおユーザー数増加の要因としては、昨年注目を集めたTwitterのユーザー数増加が挙げられている。
また、新たなトレンドとして、特定の興味を基にユーザーが集まる「特化型SNS」の成長が顕著なことも挙げられた。もっとも増加率が大きかったのはジ、ョギングやマラソンなどのエクササイズに特化した「ジョグノート(Jognote.com)」で、同期間にユーザー数を約2.5倍まで伸ばした。そのほか、地域情報に特化した「ロココム(Lococom.jp)」、ビジネスマッチングに特化した「リンクトイン(Linkedin.com)」、および声で遊ぶコミュニティサイトの「こえ部(Koebu.com)」などの特化型SNSのユーザー数が伸張した。