リコーと朝日新聞社、ビジネス向け情報配信サービス「News Plaza」を開始 複合機を活用し、有料で配信

株式会社リコーと株式会社朝日新聞社は1月13日、複合機を活用したビジネス向け情報配信サービス「News Plaza(ニューズプラザ)」を発表した。1月14日から開始する。
リコーの複合機をクラウド情報端末と位置づけ、朝日新聞社から配信されるニュースを受け取り、独自誌面として出力するサービスとなる。受け取った「News Plaza」コンテンツは、複合機で出力する前に、パソコン上でプレビュー表示させることも可能。
News Plazaには、朝日新聞社をはじめ、化学工業日報社、時事通信社、鉄鋼新聞社、日刊工業新聞社など、通信社・専門紙の計11社がニュースを提供。各社がNews Plaza用に主にA4サイズに編集したものを朝日新聞社が集約し、インターネット経由で、多くの事業所や自治体、学校などで利用されているリコー複合機を対象に定期的に配信する。朝日新聞社は、午前、午後に配信するダイジェストに加え、災害や事件、スポーツイベントなど大きな出来事があったときに発行している速報号外やテキスト形式のニュースアラートも配信する。料金は6ヶ月間有効なライセンス方式で、各参加社コンテンツごとに、6,300~66,150円。
この配信サービスを利用するには、リコーが開発したウィジェット「News Plaza for App2Me」を専用サイトからパソコンにダウンロード・インストールし、各商品用のライセンス(6か月間有効)を購入の上、ウィジェットに登録することが必要。このサービス用に作成された紙面(8社)については、1ライセンスで10部まで印刷可能(その他は1部)。
なお、朝日新聞社 取締役 東京本社代表兼社長室長の粕谷卓志氏は、「BtoBの事業所に向けて配信することで、ニュースとの接点を持つ人を見いだしたい」とし、コンテンツへの広告掲載について「まずはニュースを届ける。最初から広告モデルは考えていない」としている。現時点での売上目標などは非公表で、国内事業の進捗を見て、海外での展開などを検討するとのこと。

■リリース http://www.asahi.com/shimbun/release/20110113.pdf ■関連リンク News Plaza http://newsplaza.jp 朝日新聞社インフォメーション http://www.asahi.com/shimbun/