DNPとエムズ、「女性誌」の購読者傾向を調査 ネット利用が少ないのにネットショッピング金額が高め

大日本印刷株式会社(DNP)と、DNPの子会社で、顧客とのコミュニケーションに関するコンサルティング事業を手がける株式会社エムズコミュニケイトは12月13日、「女性誌」について、TVやインターネットなどの他メディアと比較した際の媒体特性、購読者の掲載広告に対する意識・態度、購読者と非購読者のライフスタイル・価値観の違いなどについて、調査した結果を公表した。調査対象は15~34歳の女性4,000名。
近年、広告主が広告宣伝費を圧縮するとともに、広告媒体を選定する際の判断材料として、広告効果の「見える化」が強く求められている。DNPとエムズは、主婦の友社とともにプロジェクトを発足し、出版社の編集および広告業務の経験から、女性誌の強みについて調査設問項目を検討して、今回それらを基に調査を行った。DNPとエムズは、広告主が女性誌への広告出稿を検討するための資料として、今回の調査結果の一部をレポート化し提供していくとのこと。

今回の調査によると、15~34歳女性の約半数が、女性誌を3か月に1冊以上購入しており、購読者は、TVやインターネットなどの他メディアと比較して、女性誌は「掲載商品のイメージがよくなる」「ライフスタイルへ影響を与える」媒体であると考えていることが明らかとなった。購読者は女性誌を購入しない非購読者層(書店などでの閲読者も含む)に比べ、ファッション、化粧品、外食・グルメ、旅行、金融・保険商品、乗用車など、多様な商品・サービスに関心が高く、消費行動も活発であることも判明した。
さらに、購読者は非購読者に比べ1か月に使う金額が、ジュエリー・アクセサリーで3.4倍、化粧品で2.1倍、金融・保険商品で1.7倍となり、さらに、「自分はよく消費する方だ」と考える人の割合も高く、消費への関心が高いこともわかった。そして購読者は非購読者に比べ、1日あたりのPCおよび携帯のインターネット利用時間が短い一方、1か月あたりのネットショッピングの金額は1.4倍も高いことがわかったとのこと。

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