電通総研『話題注目商品2010』レポート、注目商品トップ3は「スマートフォン」「Twitter」「食べるラー油」

電通総研は11月25日、「2010年・消費者が選ぶ話題注目商品ランキング」や「(来年以降の)ブレイク予想ランキング」、それらから見えてくる「消費キーワード」を取りまとめた、『話題注目商品2010』レポートを公表した。

ランキングは、約130の候補商品・サービスに関してアンケート調査から求めた「認知度」・「関心度」・「話題度」に、ブログ実態調査から求めた「くちコミ活性度」を合計したものとなっている。今年の特徴としては、昨年未調査もしくは下位の商品が順位を上げたことで、ランキングの様相が大きく変化したことに加えて、デジタル・IT系が上位を独占した。

【2010年・消費者が選ぶ話題注目商品ベスト10】
1位 スマートフォン(34位)
2位 Twitter(104位)
3位 食べるラー油(-)
4位 地デジ対応大画面薄型テレビ(7位)
5位 坂本龍馬(101位)
6位 羽田空港国際化(-)
7位 東京スカイツリー(-)
8位 エコポイント・エコ減税関連商品(5位)
9位 ワールドカップ南アフリカ大会(-)
10位 LED電球(15位)
※( )内は昨年順位。(-)は未調査。

【消費者が選ぶ 近未来ブレイク予想ランキング】
約130の候補商品・サービスについて、「今年(2010年)よりも、来年以降(2011年以降)の方が人気が出ると思う」の上位10まで。
1位 東京スカイツリー
2位 LED電球
3位 電気自動車
4位 羽田空港国際化
5位 スマートフォン
6位 3D映画・テレビ・カメラなど
7位 ハイブリッドカー
7位 電子書籍端末
9位 格安航空チケット
10位 タブレット型情報端末

これらの結果を受け、電通総研では、「強く支出総額を抑制しながらも、自分にとって重要なものとそうでないものとの間でメリハリを明白に付ける創意工夫で、世間の常識や過去の踏襲にとらわれない、自分自身の気持ちを優先した“自分にとっての質”の高い消費スタイルを実践しようとするアクティブな態度が一層強まってきた」として、そのような消費傾向を踏まえて、電通総研では2011年への消費キーワードを「利己的スマート」とした。