博報堂、「ヒット因力2010⇒2011」レポート公表 「体感拡張」「官能・生理」「記憶・知識」が新世界のカギ

博報堂研究開発局は11月24日、「ヒット因力2010⇒2011」レポートを公表した。
本レポートは、生活者が関心を示したと思われるモノやサービスの事例を新聞・雑誌・Webなどから収集し、興味度ランキングや、それらが生活者に支持された成功因子を分析し、この消費動向分析をもとに、2011年にかけて芽吹きとなりそうな生活者欲求の特徴をまとめたものとなっている。

レポートでは、生活者が今後も関心を高める消費欲求の視点を「体感拡張の新世界(2010年ヒット事例:スマートフォン、3D対応製品、ツイッターなど)」「官能・生理の新世界(2010年ヒット事例:おかずラー油、半熟スイーツ、氷点下ビール店舗)」「記憶・知識の新世界(2010年ヒット事例:飲料などリバイバル商品、ご当地ブーム、池上彰など)」の3つに集約。それぞれを紹介している。

ちなみに、展望のベースとなる【ヒット商品興味度ランキング】では、昨年まで圧倒的に多かった低価格商品への興味より、1位:LED電球、2位:ご当地商品、3位:スマートフォンなど、プラスアルファの価値がある身近な商品へ、関心領域が推移したとのこと。また【消費に関わる調査】では、「欲しいと思うサービスや商品が増えた」(09年:28.5%⇒10年:34.5%) 「生活に少しゆとりや余裕が出てきた」(09年:10.6%⇒10年:17.0%)などの数値が軒並み回復しはじめたことが判明している。

■元リリースリンク http://www.hakuhodo.co.jp/pdf/2010/20101124.pdf ■関連リンク 博報堂 http://www.hakuhodo.co.jp/