博報堂DYH 10月単体売上高(速報)大広・読売ともに前年比マイナス、博報堂は前年比109.2%プラスに復調

株式会社博報堂DYホールディングスは11月10日、2011年3月期 第1四半期の連結業績(2010年4月1日~2010年6月30日)について決算短信を発表した。

【連結経営成績(累計)】
売上高   : 4341億3200万円 (前年同期比 1.9%減)
営業利益  : 28億3800万円 (前年 6000万円)
経常利益  : 41億5200万円 (前年 10億0900万円)
四半期純利益: △33億4300万円 (前年 △16億9900万円)

売上高は前年同期の水準を下回り、4341億3200万円(前年同期比1.9%減少)。一方、収益性向上を意識した数々の取り組みにより売上総利益率は向上し、売上総利益は、704億3100万円(前年同期比3.2%増加)となった。

また、販売費および一般管理費を675億9200万円(前年同期比0.9%減少)に抑制、さらに持分法投資利益の増加等により、経常利益は41億5200万円(前年同期は10億900万円)となったが、投資有価証券評価損39億2200万円を特別損失として計上したこと等により、税金等調整前四半期純損益は、1300万円(前年同期は4億7400万円の損失)にとどまった。また、四半期純損益は、一部子会社における繰延税金資産の取り崩しの影響等もあり、前年同期から16億4400万円減少し、33億4300万円の損失となった。

種目別では、テレビ広告はスポット出稿が引き続き堅調に推移して前年同期を上回ったものの、マスメディア取引全体では前年同期を下回った。一方、非マスメディア取引はインターネットメディアやアウトドアメディア向け出稿等が前年同期を上回ったものの、非マスメディア取引全体では前年同期を下回った。

得意先業種別に見ると、「飲料・嗜好品」「不動産・住宅設備」「食品」等が堅調に推移する一方、「金融・保険」「外食・各種サービス」等は前年同期から減少。「自動車・関連品」「情報・通信」は、前年同期を下回ったものの、減少幅は縮小した。