フジ・メディア・ホールディングス、BSフジを完全子会社化

株式会社フジ・メディア・ホールディングスと株式会社ビーエスフジは11月2日、フジ・メディア・ホールディングスを完全親会社、ビーエスフジを完全子会社とする株式交換を行うことをそれぞれの取締役会で決議、契約を締結した。2011年2月18日に開催予定のビーエスフジの臨時株主総会において、株式交換契約の承認を受けたうえ、2011年4月1日を株式交換の効力発生日とする予定。

フジ・メディア・ホールディングスは本株式交換により、普通株式38,850株(小数点以下切捨て)を割当て交付するが、交付する株式はフジ・メディア・ホールディングスが保有する自己株式(2010年9月30日現在61,202株)を充当する予定であり、新株式の発行は行わない。

ビーエスフジは、独自の報道番組「プライムニュース」を柱に、地上波放送とは性格を異にする多様な番組を編成、2006年度以来4期連続の純利益黒字を達成している。今回、両社の協力体制を強化し、地上波無料広告放送を主力としつつ、無料広告放送のBS・有料のCSを有効に組み合わせ、それら3波を一体として効果的に運営するウィンドウ戦略を推し進めるため、再編成に踏み切ったとのこと。今後は、それぞれ異なるターゲットを持つ地上波およびBSと、広告の好不況に左右されないCSを用い、あらゆるターゲットに強い訴求力を持つ放送事業を展開していくとしている。なお、フジ・メディア・ホールディングスは、完全子会社化後のビーエスフジにおいて無償減資を行い、ビーエスフジが抱える累積損失(2010年3月期末現在236億7百万円)を解消させる。

■元リリースリンク http://www.c-direct.ne.jp/public/japanese/uj/pdf/10114676/20101102190536.pdf ■関連リンク フジ・メディア・ホールディングス http://www.fujimediahd.co.jp/index.html