XOMとアビックス、デジタルサイネージコンテンツの実証実験を実施 ローソンの店外ディスプレイ利用

株式会社クロスオーシャンメディア(XOM)とアビックス株式会社は25日、XOMが運営しているデジタルサイネージ『東京media』において、アビックスが提供しているデジタルサイネージ向け視認者分析サービス「リアルなう」を利用した、新しいデジタルサイネージコンテンツの実証実験を行うことを発表した。

「東京media」は、ローソンの店頭に設置されたデジタルサイネージメディア。店頭外側に46インチディスプレイ2台、店頭にいる人だけに音声が聞こえる指向性の高いスピーカーを設置し、広告やキャンペーン情報をはじめ、アンケートや占い、その他コンテンツを配信するもので、2010年5月よりサービスを開始、現在までに都内309店舗(400面)に設置されている。

今回、実証実験を行うデジタルサイネージコンテンツでは、「リアルなう」を利用し、「デジタルサイネージ視聴者の属性(性別・年代)に応じた放映コンテンツの振り分け」「デジタルサイネージ視聴者からのアクションによる、リアルタイム反応型コンテンツの放映」を実施する。「リアルなう」は、店舗側においたセットトップボックスと映像センサーにより、歩行者の通行人数、デジタルサイネージを見た人の数とその属性をパラメータ化し、ネット経由でクライアントに分析情報を提供するサービス。これにより、広告主の求めるターゲットを絞り込んだアプローチが可能になる見込みだ。

実験期間は2010年10月26日~11月16日で、期間中の毎日19:00~25:00の間、実験用コンテンツの放映を行う。このコンテンツは、視聴者に対し、サイネージ画面の出演者から話しかける内容となっており、サイネージ画面に表示した指定の電話番号へ電話をかけるように呼びかけ。呼びかけに応じ、電話をかけると、サイネージ画面内の出演者の携帯電話が着信(鳴動)し、応答。疑似的に、サイネージ画面内の出演者と対話しているような状態となる。