ヤフー、メディア事業でリスティング・ディスプレイ広告収益が増加 第2四半期業績

ヤフー株式会社は10月22日、2012年度第2四半期(2010年4月1日~2010年9月30日)の決算短信を発表した。

【連結経営成績(累計)】
売上高   : 1416億1000万円 (前年同期 1356億7800万円)
営業利益  : 760億5600万円 (同 686億7800万円)
経常利益  : 761億3100万円 (同 682億5000万円)
四半期純利益: 430億9600万円 (同 393億0400万円)

前年同四半期と比較して、リスティング広告およびディスプレイ広告の売上が増加した他、「Yahoo!ショッピング」の取扱高の伸びや「Yahoo!不動産」などの情報掲載の売上拡大も寄与し、売上高が増加した。また、広告宣伝費などが増加したものの、通信費や減価償却費などが減少し、営業利益、経常利益ともに1割を超える増益となった。

セグメント別でみるとメディア事業では、リスティング広告(広告会社経由)において、行楽シーズンに合わせて旅行・レジャーなどの大手広告主からの広告出稿が増加した他、化粧品・生活用品などの企業からの出稿も伸びたことにより、売上が前年同四半期と比べて増加。

ディスプレイ広告においても、金融・保険、自動車、インターネット情報サイト関連などの企業からの広告出稿が増加し、ブランディング効果の高い「ブランドパネル」の売上や、行動ターゲティング広告の売上も前年同四半期比で拡大した。また、モバイル広告についても前年同四半期比で売上を順調に伸ばした。

なお同社は、8月1日付でリサーチ事業を(株)マクロミルに承継したため、リサーチ関連売上が7億円弱減少しているとのこと。