アイレップ、iPhone/iPadユーザーとPCユーザーを比較 「Webサイト内動向調査レポート」発表

株式会社アイレップは9月15日、「iPhone/iPadユーザーWebサイト内動向調査レポート」を発表した。
iPhone/iPadには、WebブラウザSafariが搭載されており、PC用サイトがそのまま閲覧できるが、画面サイズの大きさや機能的な制限があるため、iPhone/iPadからアクセスするユーザーはPCからアクセスするユーザーと異なる動向を示す可能性がある。それを検証する調査とのこと。人材系、金融系、情報通信系、生活用品系の調査対象Webサイトに導入したGoogle Analyticsを用いてデータ抽出を行った。調査対象総セッション数は1,628,310。

全セッション数におけるiPhone/iPadが占める割合はそれぞれ「iPhone」1.40% 、「iPad」0.52%となったが、情報通信系サイトではこの割合が突出して高くなるなど、業種により違いが見られた。またPCユーザーと異なる特徴が見られ、基本的にはiPhone/iPadユーザーはPCユーザーと比較して閲覧ページビュー数は少なく、滞在時間も短い傾向があることが分かった。ただし理由の一つに、Flashコンテンツが表示されなかったことにより、スムーズに情報が伝達されなかった可能性が考えられる。

全体的にはセッション当たりの平均PV数、平均滞在時間共に、PCが一番値が大きく、次いでiPad、iPhoneの順となっている。ただし生活用品系のサイトにおいてはPCとiPadの順位が逆転しているうえ、iPhoneを大きく上回っていた。Webサイトの内容によっては、落ち着いた場所でじっくりと情報閲覧するなど、従来のモバイル端末とは異なる用途で利用されている可能性を感じさせると同調査では結論づけている。

■リリース
http://www.irep.co.jp/press/release/2010/0915-571.html

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