岐阜の広告代理店中広、増収増益 フリーマガジンとセールスプロモーションを連携 23年1Q決算

株式会社中広は、平成23年3月期第1四半期決算を発表した。

売上高:9億6,300万円(対前年同期比 5.3%増)
営業利益:2,200万円(前年同期は200万円の損失)
経常利益:1,600万円(前年同期は700万円の損失)
四半期純利益:1,300万円(前年同期は600万円の損失)

当第1四半期会計期間において、企画・編集・デザインなどの担当部門を独立した本部としてクリエイティブ本部とし、フリーマガジンなどを担当するメディア本部と、広告SP(セールスプロモーション)本部との間を、編集・企画能力を通して橋渡しをし、本部間の相乗効果が発揮できる提案型企業としての体制を整えた。また、前事業年度は、広告SP本部に所属していた通販事業部門と、平成22年2月より開設している地域みっちゃく生活情報総合ポータルサイト『フリモ』(furimo.jp)の担当部門を当社のIT事業を推進するクロスメディア事業部としてメディア本部に配置し、当社が発行するフリーマガジン『地域みっちゃく生活情報誌』とのクロスメディア化を推進している。その結果、売上高が増収となり、粗利率の高いメディア事業の構成比が高まったため、利益増収を果たしている。

事業セグメント別の業績は、以下のとおり。

<メディア本部>
第1四半期会計期間は、本格的に紙媒体であるフリーマガジンとポータルサイトをクロスメディア化することにより他社競合誌との差別化を図り、広告媒体としての価値を高め、顧客満足度の向上を図った結果、売上高が4億4,238万7,000円となった。

<広告SP本部>
クリエイティブ本部が持つ編集ノウハウを『編集キッチン』として商品化して受注を獲得。メディア事業が発行するフリーマガジンを地域単位・県単位のセット販売として提案することでも受注を獲得でき、フリーマガジンを切り口にSP案件の獲得に繋げたことなどから、売上高は5億2,152万4,000円となった。