共同PR、22年12月期2Qは増収増益するも営業赤字に

共同ピーアール株式会社は8月9日、平成22年12月期第2四半期決算短信(平成22年1月1日~平成22年6月30日)を発表した。

売上高:22億5,000万円(対前年同期比 4.9%増)
営業利益:▲1,700万円(前年同期は1億3,500万円の損失)
経常利益:▲2,500万円(前年同期は1億3,400万円の損失)
四半期純利益:▲4,800万円(前年同期は1億4,200万円の損失)

共同PRでは従来からの官公庁への営業活動が実を結び、第1四半期にはオプショナル&スポットの大型案件があったが、第2四半期はこれらの案件の契約期間終了とそれに代わる新規クライアントの獲得が思うように進まなかった。また、国内子会社の共和ピー・アール、共同PRメディックスにおいてもいくつかのPR案件が終了したことなどにより、計画した業績を達成することができなかった。

その一方で、マンハッタンピープルでは、映画・映像関連の専門性を生かして堅調な実績を残すことができたが、海外子会社は計画通りの実績を残すことができなかった。

これらの要因によって売上高は増加となったが、原価率の高いオプショナル&スポット案件による売上割合が増加したことなどによって売上高原価率は前年同期を3.0ポイント上回る結果となり、売上高総利益においては前年同期と同水準となった。また、経費削減を計画通りに進めたことで販売費や一般管理費が前年同期比7.9%の減少となったものの、営業損益においては黒字を計上するまでには至らなかった。