アイレップ、22年9月期の業績予想を上方修正 リスティング広告出稿が予想を超えて増加
株式会社アイレップは8月5日、2010年9月期 第3四半期(2009年10月1日~2010年6月30日)の連結業績について決算短信を発表した。
【連結経営成績(累計)】
売上高 : 83億4000万円 (前年同期比 19.7%増)
営業利益 : 2億9800万円 (同 253.5%増)
経常利益 : 2億9900万円 (同 238.7%増)
四半期純利益: 1億2200万円 (同 402.9%増)
同社は、リスティング広告とSEOを中心としたSEM事業を中心に展開しつつ、デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社との業務・資本提携により、リスティング広告にとどまらない事業展開を進め、広告主のマーケティングを最適化する「デジタルマーケティングエージェンシー」への転換を図り、ネット広告市場における競争力を強化したとしている。企業構成については、株式会社あいけあの全株式を譲渡し、シニアマーケティング事業から撤退する一方で、新事業として、株式会社グリーンエネルギーマーケティングを設立し、グリーンエネルギーマーケティング事業に進出した。その結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は83億4000万円、営業利益2億9800万円、経常利益2億9900万円と予想を上回る結果となり、今後の収益貢献の見込みが低いサイトを適正に評価することによる減損損失を計上したものの、四半期純利益は1億2200万円となった。
さらにこれをうけアイレップは、2010年9月期(2009年10月1日~2010年9月30日)の業績予想について、数値の修正を行った。
売上高 : 112億6600万円(当初予想 106億2200万円)
営業利益 : 3億7600万円(同 2億5500万円)
経常利益 : 3億7900万円(同 2億5000万円)
当期純利益 : 1億7200万円(同 1億2900万円)
世界的な景気低迷は続いているが、一部には経済環境の悪影響を受けていない独自のビジネスモデルを提供する企業や業績が回復基調にある企業も見受けられ、このような状況にあるクライアントに関しては、リスティング広告の出稿が当初の予想を超えて増加したとのこと。収益面において、リスティング広告販売の伸びによる利益額の確保に加えて、経費削減による販管費の抑制を継続してきた成果が出ているとしており、特別損失を計上する影響があるものの、当初の予想を上回り推移したため、連結、個別ともに業績予想を上方修正した。
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120100804084234.pdf
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120100802081163.pdf
■関連リンク
アイレップ
http://www.irep.co.jp