TBS、業績予想を下方修正 11年3月期 2Qはタイム広告の売上が減少

株式会社東京放送ホールディングスは8月5日、2011年3月期 第1四半期(2010年4月1日~2010年6月30日)の連結業績について決算短信を発表した。

【連結経営成績(累計)】
売上高   : 832億1200万円 (前年同期比 4.6%減)
営業利益  : 11億7100万円 (同 54.3%減)
経常利益  : 21億1900万円 (同 36.5%減)
四半期純利益: △25億6200万円 

国内景気は回復傾向となったが、欧州を中心とした海外景気の下振れ懸念やデフレ傾向は依然として継続しており、テレビ・ラジオの広告市場も短期的なスポット広告は前年を上回ったが、中長期的なタイム広告の売上が前年に届かなかった。また、グループの中核である放送事業についても、テレビの視聴率の回復が遅れ、引き続き経営課題となっているとのこと。こうした結果、25億62百万円の四半期純損失になった。

さらにこれをうけ東京放送ホールディングスは、2011年3月期 第2四半期の連結累計期間(2010年4月1日~2010年9月30日)の業績について、予想数値の修正を行った。

売上高   : 1645億円(当初予想 1675億円)
営業利益  : △2億円(同 △8億円)
経常利益  : 3億円(同 △8億円)
当期純利益 : △51億円(同 △14億円)

経費の効率的な運用などコストコントロールを行い、営業利益はほぼ想定どおりの水準となる見込みながら、売上と純利益については大幅な減少となると、同社では予想修正している。

■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120100804083467.pdf
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120100722070599.pdf

■関連リンク
東京放送ホールディングス
http://www.tbsholdings.co.jp