テレビ朝日、赤字転落。通期個別業績予想で下方修正。

株式会社テレビ朝日は、10月31日に公表した業績予想の修正を発表した。
通期連結業績として、売上高2515億円から2475億円へマイナス40億円に修正、営業利益はマイナス33億円の8億円に、経常利益はマイナス32億円の27億円、純利益はマイナス25億円の1億円にそれぞれ修正した。

通期の個別業績予想では、売上高2250億円からマイナス25億円の2225億円に、営業利益8億円からマイナス30億円でマイナス22億円に、経常利益はマイナス27億円で4億円に、純利益はマイナス20億円でマイナス4億円になり、赤字となった。

金融危機からの不況に加え、業界の構造的な不況によりマス4媒体の売上が落ち込んでいる。
テレビ朝日は、こうした中、テレビ広告市場も東京地区のスポット広告の出稿量が前年同期を大幅に下回る厳しい状況になっている、とした上で、さらに同社の保有する株式の評価損の発生が見込まれるための大幅な通期予想の下方修正であるとしている。