博報堂DYMP、「メディア定点調査2010」調査結果を発表 接触総時間が24分増加、性・年齢別差異が拡大

株式会社博報堂DYメディアパートナーズ メディア環境研究所は6月23日、「メディア定点調査2010」の調査結果を公表した。この調査は、メディアのデジタル化にともなって次々と登場する「ハードウェア」や「サービス」について生活者の接触実態を把握し、広告メディア市場形成の「兆し」を発見するのを目的に、同研究所が2004年より開始。今回は、東京都・大阪府・愛知県・高知県の4地区に在住の15~69歳の男女個人を対象に実施。2010年1月29日発送~2月10日投函締切で、2611の有効回答が得られた。

東京地区の調査結果によると、マス4媒体とインターネット2媒体(PC、携帯)を合わせた1日のメディア接触総時間は、週平均で5時間48分。メディアの接触総時間は2008年まで減少傾向にあったが、2009年に反転し、2010年は昨年に比べ全体で 24分も増加した。テレビ視聴時間の増加がとくに目立つとのことで、不景気の影響で自宅で過ごす時間が増えたためと推測された。
パソコンからのインターネット利用時間も、2008年にいったん減少したが、2009年から再び増加傾向に。特に20代男性においては、テレビの視聴時間を30分も上回った。50代~60代男女においても昨年に比べ接触時間が大幅に増えており、テレビに続く第2のメディアとして定着しつつある模様。携帯電話を通じたブログ書き込みは、20代女性で昨年の47.1%から60.4%と半数を超え、10代~20代女性で特に伸びが目立っている。
地上デジタル放送の利用経験率は、2010年で73.8%、ワンセグ放送も昨年の41.6%から55.5%と半数を超える結果となり、順調に浸透していることが判明した。

■リリース
http://www.hakuhodody-media.co.jp/newsrelease/2010/20100623.html

■関連リンク
博報堂DYメディアパートナーズ
http://www.hakuhodody-media.co.jp/top.html