大日本印刷、電子書籍閲覧ソフト開発に参入 2011年度までに1億円の売上目指す

大日本印刷株式会社は、電子書籍を閲覧するための専用ソフト「雑誌ビューア」を開発した。同ソフトは、出版物を紙のレイアウトそのままにアイフォーンなどのスマートフォンで閲覧するための電子書籍閲覧ソフト。他の電子書籍閲覧ソフトに比べて機能を絞り込むことで簡単に操作でき、ディスプレー上で三段階の拡大・縮小が可能なほか、ページをめくる際もスムースな動作を実現した。
また今回、iPhone用アプリケーションとして、同社のオリジナル書体である秀英体の大正3年発行の活字見本帖「秀英体見本帖」の無償配布を、4月15日より、アイフォーン用アプリケーション販売サイト「APPStoreSM(アップストア)」で開始した。
今後同社は、動画への対応や地図機能、WEBサイトとの連携など、雑誌ビューアの機能を拡張していく予定。電子書籍のコンテンツ制作などにより、2011年度までに1億円の売上を目指す。