電通子会社、若者が新聞読まない理由を調査 活字離れではなく「料金かかるから」
電通子会社の株式会社MediaShakersの運営するM1・F1総研は、若者と新聞の関係性に関する調査を発表した。
これによると、普段から新聞を読んでいる男性の割合は若い層で減少。しかし若い層の「活字を読むのは好きな方である」する割合は上の年代と比べて低くなく、「雑誌」や「フリーペーパー」、「インターネットニュースサイト」といった活字媒体を読む頻度はむしろ上の年代よりも高くなる。つまり、若者が新聞を読まない要因として、活字離れが影響しているわけではない、としている。
<新聞を読んでいる男性の割合>
20~24歳 34.9%
25~29歳 38.7%
30~34歳 36.4%
35~39歳 43.4%
40~44歳 49.3%
45~49歳 54.4%
新聞を読まないM1層(20~34歳男性)が「新聞を読まない理由」としては、「料金がかかるから(62.6%)」が最大の理由。また、「他のメディアから得られる情報で足りているから(24.5%)」も上位にあがっており、無料で得られる情報に対してお金を払うことに抵抗を感じている。また、「読むのに時間がかかる」「余計な情報が多い」など、情報収集に手間がかかるメディアと捉えられている様子が明らかになった。