UCC、Twitterを使ったキャンペーン 異例の謝罪文掲載その後
UCC上島珈琲株式会社によるTwitterキャンペーン告知が思わぬ事態を招いた。
同社は、Twitter上で「コーヒー」「懸賞」などのキーワードを検知し、ユーザー向けに自動的に「コーヒーにまつわるエッセイとアートを募集中!エッセイで賞金200万円!アートで賞金100万円!締切間近!!」というメッセージを送るプログラム(BOT)を使った、Twitter上でのキャンペーンを展開した。
ところが、つぶやきに対して一方的に宣伝メッセージが送られる手法に対してユーザーから、スパムBOTではないか、との声が上がった。
また、BOTが複数稼働していたことで、同一メッセージが発信されていたことも発覚、2010年2月5日AM10時に開始されたキャンペーンは、同日正午に停止した。
同社では、Twitter上での混乱を受け、異例の謝罪文を掲載するに至った。
『Twitterでのキャンペーン告知に関するお詫び』
(http://www.ucc.co.jp/gcs/twitter.html)
その後、同社ではメディア向けに説明の場を設け、改めて謝罪した。
これについては、ITメディアが詳しく報じている。
『「Twitterを理解していなかった」――UCC、キャンペーン“炎上”を説明 勉強会で経験共有へ』ITメディア
(http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1002/09/news081.html)
Twitter上ではこうしたUCCの対応に対して「がんばって欲しい」「対応が素早かった」など前向きなつぶやきが見られ、事態は収束に向かった。
企業のTwitter利用が進んでいるが、企業からのつぶやきや、BOTなどのプログラムを使ったトラブルは今後も予想される。
トラブル後の対応を準備しておく必要がありそうだ。