博報堂DY、第3四半期決算 9億1600万円の最終赤字

株式会社博報堂DYホールディングスは、平成22年3月期第3四半期決算を発表した。

売上高 6691億4500万円 (対前年同期比 13.7%減)
営業利益 25億3700万円 (同 73.5%減)
経常利益 40億3000万円 (同 64.6%減)
四半期純損益 ▲9億1600万円

株式会社博報堂、株式会社大広、株式会社読売広告社及び株式会社博報堂DYメディアパートナーズ、連結子会社となったデジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社を加えた第3四半期累計売上高は、第2四半期累計と比較すると減少率を縮小したものの、大幅な減収となった。
一方、売上総利益率は前年同期の14.9%から15.6%へ改善したが、販売費及び一般管理費を37億円削減したものの、大幅な減益を回復するにはいたらなかった。

広告業における売上高は6,682億2500万円(前年同期比 13.7%減)と大幅な減収。
デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社が連結子会社となったことによりインターネット広告の扱い額は伸びたが、それ以外はマスメディア取引、非マスメディア取引(その他の広告)とも前年同期実績を下回った。
得意先業種別の売上高についても、「官公庁・団体」、「薬品・医療品」等、前年同期実績を上回る扱いを獲得した業種はわずかで、大半の業種で減収となり、営業利益は、大幅な減収の影響が響き、60億7700万円(前年同期比54.7%減)となった。