映像制作大手のTYO、Web制作子会社再編 海外展開を強化

株式会社ティー・ワイ・オーは、連結子会社のグループ組織再編を発表した。
連結子会社であるTYO International B.V.が営む事業の全部を、同じく連結子会社である株式会社ティー・ワイ・オーインタラクティブデザインに譲渡した上で、両社を事業統合する。

統合後の称号は株式会社アイ・ディとする。

TYOは、同時にTYOIDへの増資も行う。
増資後にはTYOIDはTYOの特定子会社となり、事業統合後にBVは解散となる。

TYOは2010年1月に、グループ統合の基本方針を発表しており、今回のグループ統合はその一環として行われる。

カンヌ国際広告際をはじめとする国内外でのWeb広告賞受賞など、クリエイティブ評価の高いTYOIDと、TYOグループの正解戦略の中核会社として、欧米のWebエージェンシーGreat Worksグループや、上海のWeb制作会社のShepherdを擁する2社を統合することで、Web事業のさらなる強化を進める。

譲渡価格はBVの資本金に相当する9億8300万円。
TYOIDが譲渡価格に相当する9億8300万円の第三者割当増資を行い、BVが増資を引き受ける。
TYOIDは増資の資金を持って、BVの事業資産を取得し、取得後にBVは解散する。