アサツー・ディ・ケイ、純利益55%減。役員報酬返上も発表。
アサツー・ディ・ケイは通期業績が平成19年12月比55%減の24億円になる見通しを発表した。
前回発表から20億円の下方修正。
第3四半期の財務・業績の概況で売上高は264,538百万円(前年同期比△8.1%)、営業利益2,250百万円(同△55.9%)、経常利益3,596百万円(同△45.1%)。
広告主のコミュニケーション投資が特に増す媒体において圧縮され、コスト削減圧力がいっそう加速化するとともに、競争環境が厳しさを増したとしている。
交通・レジャー、流通・小売、家庭用品、趣味・スポーツ用品、教育・医療サービス・宗教等の業種の広告主からの出稿は増加したが、外食・各種サービス、金融・保険、化粧品・トイレタリーなどの広告主からの出稿が減少。
アウト・オブ・ホームメディア部門、セールスプロモーション部門、マーケティング部門の売上が伸張したが、他部門は減収となった。
また、アサツー・ディ・ケイは同日、常勤取締役報酬の一部自主返上も発表している。
11月から等分の間、常勤取締役月例報酬の一部を7~15%自主返上する。
取締役報酬の返上は8月に電通、10月には博報堂が発表している。