cci、半期業績を発表 D2Cとの協業でモバイル広告好調
株式会社サイバー・コミュニケーションズは、平成21年4月1日から9月30日の半期報告書を発表した。
主力のインターネット広告分野のうち、ウェブ広告においては、これまでインターネット広告を積極的に活用してきた業種が景気の影響を受け広告出稿を大きく減らしたことにより、売上高は190億8400万円となった。
リスティング広告は、株式会社DAサーチ&リンク(旧電通サーチ&リンク)の取り扱いが株式会社オプトとの協業等により拡大、売上高79億7200万円となった。
モバイル広告は、インターネット広告市場で急成長を遂げていることに加えて、株式会社ディーツーコミュニケーションズとの協業で売上高が順調に拡大、56億3500万円となった。
一方で、メール広告は広告出稿の減少傾向が続いており、売上高は5億9900万円。
その他分野では、前中間連結会計機関に連結子会社であった株式会社インストア・コミュニケーションズおよび、株式会社スリーピーが平成21年2月の株式売却で連結対象から外れたため、売上高は6億3800万円となった。
以上の結果から、中間連結会計期間の売上高は339億3000万円、営業損益は500万円の損失、中間純損益は900万円の損失となった。
同社は平成21年7月に、電通保有の電通サーチ&リンク一部株式を平成21年10月1日付で株式会社アサツー ディ・ケイに譲渡。
同月、電通を株式交換完全親会社、同社を株式交換完全子会社とする株式交換を実施、同社は7月27日に東証マザーズで上場廃止となっている。