穴吹工務店倒産で各地の広告関連企業に被害 地方広告代理店2社が取立不能

株式会社穴吹工務店倒産による広告業界への影響が広がっている。

札幌の広告代理店、株式会社インサイトは11月25日、債権の取立て不能の可能性を発表。
売掛債権790万円が、取立不能となる可能性がある。
同社では平成22年6月期第2四半期決算において貸倒引当金を計上する予定。
同社業績予想については、現在精査中としている。

また、四国の広告代理店、セーラー広告株式会社は、穴吹工務店と穴吹ハートレイに対してそれぞれ売上債権(売掛金、受取手形)があり、取立不能の見込み。
売上債権の額については、現在精査中としている。

また、加えてセーラー広告は投資有価証券として保有する穴吹工務店の評価損を計上する見込み。
セーラー広告が平成22年3月期第2四半期末で保有している穴吹工務店の株式の帳簿価額は1億900万円。
同社は、特別損失を計上する見込み。