プレミアアンチエイジング、2026年7月期1Q決算は減収減益 アンチエイジング事業が苦戦
プレミアアンチエイジング株式会社は、2026年7月期第1四半期の連結業績(2025年8月1日~2025年10月31日)を発表した。
【連結経営成績(累計)】
売上高 :36億4300万円(前年同期比 13.9%減)
営業利益 :5億7500万円( 同 7.5%減)
経常利益 :6億900万円( 同 2.6%減)
四半期純利益:4億800万円( 同 1.4%減)
同第1四半期連結累計期間の売上高は、子会社の株式会社ベネクスを通じて行っているリカバリー事業の売上が順調に伸長したものの、アンチエイジング事業の売上が減収となり、全体では36億4300万円(前年同期比13.9%減)だった。
利益面は、アンチエイジング事業における新規獲得に係る広告宣伝費を中心とした販売費が計画を下回ったこと等から、営業利益5億7500万円(同7.5%減)、経常利益6億900万円(同2.6%減)、四半期純利益4億800万円(同1.4%減)となっている。
セグメント別の業績を見ると、アンチエイジング事業の売上高は29億5200万円(同20.2%減)で、チャネル別ではデュオのリニューアルに伴う返品影響が減少し、POSの改善等が顕著な卸売販売が前年同期実績を上回ったものの、新規獲得の広告効率の改善が見られない通信販売の減少が響き、前年同期実績を下回った。
通信販売は、定期顧客の継続率向上を促進するためのプロモーションや「デュオ」のミニサイズを活用した通販新規獲得トライアルキャンペーン等は一定の成果を上げLTVは上昇しているものの、新規獲得の減少を補うには至らず売上の減少が続いている。
卸売販売は、「デュオ」の「ザ クレンジングバーム」シリーズ5種の全面リニューアル後、「ザ クレンジングバーム ブラックリペア」の@cosmeベストコスメアワード2025上半期新作ベストコスメ獲得を契機とした卸売先企業との連携によるプロモーションを継続的に展開した結果、店頭での販売が好調に推移し売上は前年同期実績を上回った。
ブランド別では、「デュオ」ブランドにおいて、前述の2025上半期新作ベストコスメ獲得に合わせたプロモーションを引き続き展開し、販売促進につなげた。卸売販売事業におけるPOSは、リニューアル後、対前年を上回る水準まで回復し、ECモールにおける販売も前年を上回っている。
また、通販事業における新規獲得では、ミニサイズのトライアル獲得を実施したほか、2025年10月・11月とそれぞれ販売ルートを限定した新商品を複数投入するなど、引き続きブランド価値を訴求し浸透を図るコミュニケーションやプロモーションを実行している。
同事業の営業利益は、新規獲得に係る広告宣伝費を中心とした販売費が計画を下回ったこと等から5億3900万円(同8.6%減)となった。
リカバリー事業においては、旗艦製品のスタンダードドライプラスやコンフォートポンチなどが引き続き堅調に推移。売上高は6億9100万円(同29.9%増)となっている。ブランド認知向上やリカバリーの啓発活動に係る広告宣伝投資や組織強化のための人員拡充を実施するなど、事業成長への積極投資を継続したことから、営業利益は3600万円(同11.3%増)となった。
■リリース
https://data.swcms.net/file/p-antiaging/dam/jcr:8e6c34f8-38df-4c2a-812e-da437d2d091c/140120251212519009.pdf