売れるネット広告社グループ、2025年7月期決算を発表 純利益は赤字拡大も2026年7月期は黒字達成の見込み

売れるネット広告社グループ株式会社は、2025年7月期通期の連結業績(2024年8月1日~2025年7月31日)を発表した。
 
【連結経営成績】
売上高   :15億6700万円(前期比 107.2%増)
営業利益  :マイナス1億6600万円(前期 マイナス3億800万円)
経常利益  :マイナス1億6900万円(同 マイナス3億1500万円)
当期純利益 :マイナス4億4400万円(同 マイナス3億2600万円)
 
同連結累計期間において、売上高は15億6754万円(前年比207.2%)、売上総利益は9億1910万円(同198.6%)と約2倍に伸長した。

一方で経常損失は1億6938万円となっているが、これはM&Aに伴う一時費用およびAI開発・ガバナンス強化を目的とした人材強化への先行投資によるものであり、将来の収益拡大を見据えた戦略的支出だという。
 
セグメントごとの業績を見ると、D2C(ネット通販)向けデジタルマーケティング支援事業においては、売れるネット広告社株式会社の前連結会計年度のマーケティング支援サービスの売上高が軟調に推移した状況から段階的な回復を進めているところ。

また、「運用型広告」については、自社D2C(ネット通販)事業のSNSマーケティング実施に注力したこと、株式会社売れる越境EC社については、既に受注している中国越境におけるTikTokライブコマース施策の本格的実施が来期以降となったことなどから軟調に推移した。これらの結果、同セグメントの売上高は6億6195万円、セグメント損失は1億318万円となった。

D2C(ネット通販)事業は、主力のシートマスク「KogaO+」を中心に第2四半期までは売上高が順調に伸長したものの、第3四半期以降はTikTokのアルゴリズム変更等の影響で売上獲得が落ち込んだことにより、売上高2億1747万円、セグメント損失4046万円となっている。

グローバル情報通信事業は、売上高6億8811万円、セグメント利益7632万円だった。
 
〈今後の見通し〉
2026年7月期は、売上高18億8000万円、営業利益1409万円、経常利益1117万円、当期純利益202万円を予想しており、黒字化達成を見込んでいる。
 
 
■リリース
https://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS04786/979d27c1/cf57/4ba4/aeb4/9c065f64c2d3/140120250912557179.pdf